グラニュラーの動きと漂うテクスチャー
particular

サウンドが塵となり動きへと変わる領域を探求するParticularは、すべてMPE版も用意された100の進化するグラニュラープリセットを、グレイン、フィルター、エフェクト用の3つのXYパッドで演奏できます。

particular interface

イントロダクション

予測できないグラニュラーシンセシスの美しさを軸に作られたParticularは、サウンドが塵となり動きへと変わる領域を探求します。オーディオを移ろうテクスチャーの雲へと分解することで、進化するトーン、漂うアトモスフィア、リズミックなパーティクルまで、豊かなサウンドパレットを提供します。すべてのプリセットは呼吸するようにデザインされ、トラックの土台に有機的な動きと複雑なモジュレーションをもたらします。

インターフェースの中心には、グレイン、フィルター、エフェクトを直感的にコントロールする3つの専用XYパッドが配置されています。各パッドを直接操作してリアルタイムにサウンドを形作ることも、モジュレーションに任せてハンズフリーで変化させることも可能です。この柔軟なレイアウトにより、周波数をそっと散らすことも、パッチの構造を大胆にモーフィングすることもでき、サウンドの塵を演奏し操る新たな手法が広がります。

Particularにはマレット、キー、プラック、ストリングス、ウィンド、ボイス、シンセ、サウンドスケープ、FXにわたる100のプリセットが収録され、そのすべてにMPE版が用意されています(合計200プリセット)。

アンビエント、シネマティック、エクスペリメンタルなエレクトロニックミュージックのプロデューサーに向けて制作されたこのエクスパンションは、あらゆる楽曲に奥行きと躍動感を加えるダイナミックなツールキットです。Falconで開けばシンセシス構造の全体が現れ、サウンドのキャラクターを根本から作り変えることも可能です。

Falcon専用

Particularは、Falconの持つ高度で先進的なシンセ機能とソフトウェアアーキテクチャーの柔軟性を活かした専用拡張ライブラリーで、直観操作のマクロコントロールによる迷いのない操作、演奏と表現が可能です。

MIDI、OSC、ホストオートメーションやLuaスクリプトを通じてサウンドを操作し、豊富に用意されたFalconのオシレーター、エフェクト、モジュレーターやイベントプロセッサーの駆使による、音色そのものの変容や改造も自由自在です。

Falconの多様性と優れた音質は、このコレクションでも享受できます。さまざまなシンセシスやサウンドデザイン技術、エフェクトやモジュレーターが随所に活用され、それを自分のものにできます。サウンドはすべて迅速にプレビュー、編集、レイヤー、演奏可能で、Falconのセミモジュラーアーキテクチャーと豊富なコンポーネントライブラリーによって、ほぼ無限のバリエーションが発想次第で、いくらでも生み出す事が可能です。

INFO ページ

インフォタブは、選択されたプログラムの概要を表示します。プログラムで設定されているマクロコントロールの操作もここでおこないます。また、(i) ボタンのクリックで、カスタムテキストや画像を表示します。

Particular INFOタブ — Balarimba プリセット

マクロ

Particularのプリセットは、Falconのスクリプト機能によってデザインされた共通の専用画面を備えています。3つのパッドと3つのノブはプログラムのマクロとエフェクトラックに紐づけられており、MIDI、OSC、ホストオートメーション、Luaスクリプトからコントロールできます。ほとんどのプリセットでは、モジュレーションホイールを上げると最終段のローパスフィルターが閉じてサウンドが暗くなります。ピッチベンドはオシレーターのピッチを変化させます。

パッドのモジュレーション 各パッドには専用の2つのLFOがあり、一方がハンドルを水平方向(X)に、もう一方が垂直方向(Y)に動かします。2つの軸で異なるシェイプとレートを組み合わせると、パッド上に軌道や図形が描かれます。パッドの右下にある小さなスイッチでLFOのオン/オフを切り替えます(保存されている状態はプリセットごとに異なります)。その隣の ⋯ ボタンを押すと、パッドのモジュレーション画面(Grains Modulation、Filter Modulation、Effects Modulation)が開きます。画面にはパッドのコピー、同じオン/オフスイッチ、そして軸ごとに1列のコントロールが表示されます。

  • Shape — LFOの波形:サイン、トライアングル、スクエア、ノコギリ波。
  • Rate — LFOの速度。0.01〜6 Hz、Syncがオンの場合は4小節から8分音符までの音価で設定します。
  • Sync — 速度をホストのテンポに同期させます(初期値はオン)。
  • Phase — LFOが周期のどの位置から始まるかを設定します。
  • Depth — ハンドルの位置を中心にLFOが動かす幅。100 %ではパッドの幅の半分まで左右に振れます。

LFOはノートを押さえている間だけ動作します。最初のノートで動き始め、最後のノートを離すと停止し、サウンドは手動で設定した位置に戻ります。ノートが重なっている間はリスタートせずに動き続けます。動作中は白い点がモジュレーションされた位置を示し、色の付いたハンドルは設定した位置に留まります。画面は × ボタン、または画面の外側をクリックして閉じます。

MPE版 すべてのプリセットには、MPEコントローラー用に設定されたMPE版が 10 MPE フォルダーに用意されています。指を横に動かす(X)とピッチが変化し、ピッチベンド範囲は48半音です。プレッシャーは主に音量、フィルターのカットオフ、グレインの密度やサイズを、スライド(Y)は主にフィルターのカットオフとドライブ、グレインの密度やサイズをコントロールし、さらにプリセット固有のターゲットも加わります。通常版のプリセットでは、これらのエクスプレッションのルーティングは無効になっています。

マクロに関する詳細はFalconのソフトウェアマニュアルをご覧ください。

プログラム情報

パネル上のScriptボタンでFalconのマクロ表示に切替え、その右上の(i)ボタンで、プログラムに関する情報を表示します。 多くのファクトリープリセットにはプログラムの解説や演奏時のヒントなど(英文)が含まれています。例えば、オルガンの音色で、モジュレーションホイールにレスリースピーカーのロータースピードコントロールが割当てられている場合、ここに記載されます。また、ご自身のメモなどをここに加えることも可能です。

EDIT ページ

マクロ以外のパラメーターの操作やマクロの細かな設定を行う場合、EDIT タブを表示します。Falcon の音色プリセットは固定された階層で構成されます。最上層部はプログラム(Program)で、プログラムは 1 つ以上のレイヤー(Layer)、レイヤーは 1 つ以上のキーグループ(Keygroup)、キーグループは 1 つ以上のオシレーター(Oscillator)で構成されます。オーディオエフェクト、MIDI エフェクト、モジュレーターはどの階層にも加えることができます。

Falcon EDITタブ — プログラム/レイヤー/キーグループ階層

マッピング、オシレーター、モジュレーションの各エディターについては、Falcon のソフトウェアマニュアルの階層とEDITをご参照ください。

プリセット一覧

以下のすべてのプリセットにはMPE版があり、10 MPE フォルダー内の対応するサブフォルダーに、同じ名前の末尾に「MPE」を付けた名前で収録されています。

01 — Mallets

13
  • Balarimba
  • BellVille
  • Delicate Bow
  • Kalimbounce
  • Kindergarten
  • Little Xylo
  • One Armed Bandit
  • Punched Hunters
  • Roanoke
  • Tines After Tines
  • Tiny Clockworks
  • Topeng Demon
  • Witch Doctor

02 — Keys

11
  • Hammer Rewind
  • Lichen
  • Lofi Dreams
  • Nanalgia
  • Nicoletta Days
  • Norgan
  • Operator Return
  • Quena
  • Return EP
  • Sweet Tines
  • Tiny Dancer

03 — Plucks

12
  • Celtic Electric
  • Close Lullaby
  • Dozen of Picks
  • Ghost Koto
  • Harp Garden
  • Lagratte
  • Minotoor
  • Oudini
  • Picked Cowboy
  • Sesale Harp
  • Sisso
  • Tsume Return

04 — Strings

10
  • Criticise
  • Cutted Bow
  • East Tremolo
  • Ectoplasme
  • Ensemble Parts
  • Exaltation
  • Fluttering Boreal
  • Legato of Plucks
  • Petrichor Strings
  • Viola Pieces

05 — Winds

11
  • Fairy
  • Fluttazia
  • Fresh Air
  • Horns Arrival
  • Nostalgic Winds
  • Orville
  • Rashaad
  • Reeds Emotion
  • Rite
  • Saxonia
  • Toudidou

06 — Voices

11
  • Choirabia
  • Deep Bukem
  • Fairbanks Voices
  • Flusterton
  • Galenic Interval
  • Katata
  • Languisoa
  • Low Temple
  • Sandiara
  • Two Swords
  • Vanescance

07 — Synth

12
  • Dandelion Shrapnel
  • Dilapidated Oscillators
  • Fetiches
  • Flower Bridge
  • Junipero Serra
  • Liminal
  • Magma Rising
  • Past Tour
  • Sidosphere
  • Solomone
  • Unstable Relaxation
  • Vexin Opening

08 — Soundscape

10
  • Backroom
  • Butterflies Fountain
  • Freezing Room
  • Kaoliscape
  • Particules Oscillators
  • Petit Beffroi
  • Sherelle
  • Third Eye
  • Time Asylum
  • Tubes Breaking

09 — FX

10
  • Chimisphere
  • Clock World
  • Darkness Coming
  • Electric Waves
  • Flexotone
  • Horizon 1K
  • Instable Groove
  • Meca Rain
  • Otherworldly Perc
  • Panic Harmonics

クレジット・謝辞

サウンドデザイン — Théo Gallienne

GUI・グラフィックス — Anthony Hak

ドキュメント — Nathaniel Reeves · Kai Tomita

開発チーム